【お問合せ】
カードハイテスタ3244-60の直流電圧は419.9m/4.199/41.99/419.9/500Vの5レンジと仕様に記載されていますが、下限は何Vから測定できますか?
【回答】
ウェブサイトやカタログのDMMやクランプ電流計などの仕様欄では、測定レンジをご紹介しています。例えば3244-60の419.9mVレンジでは0.0~419.9mVまで測定でき、最小分解能は0.1mVです。しかし、0.1mVの測定ができるというわけではありません。
仕様上規定のあるものを除き、基本的には測定下限値は規定されていません。ただ、測定下限値を判断するには、測定器の確度計算が重要です。
例を挙げると、3244-60の419.9mVレンジの確度は「±2.0%rdg. ±4dgt.」と規定されています。(rdg.=読み値・表示値、dgt.=分解能)
仮に測定値(表示値)が「100.0mV」の場合、
rdg.誤差は、100.0mV×2.0%ですから±2.0mV
dgt.誤差は、4dgt.=±0.4mV
合計で±2.4mVになります。
よって100.0mVの測定値に対する誤差限界値は、97.6mV~102.4mVになります。
同様に、測定値が「5.0mV」の場合、
rdg.誤差は、5.0mV×2.0%ですから±0.1mV
dgt.誤差は、4dgt.=±0.4mV
合計で±0.5mVになります。
よって5.0mVの測定値に対する誤差限界値は、4.5mV~5.5mVになります。
まとめると、
「100.0mV」表示の際の誤差限界値は表示値の±2.4%ですが、
「5.0mV」表示の際の誤差限界値は表示値の±10%になります。
測定器の測定下限値は表示値と確度計算による誤差限界値からご判断ください。
【修正】2025年8月
※お客様から計測に関するお問い合わせのあった内容で、他の皆様にも参考になる情報を公開しています。
※詳細につきましては取扱説明書、製品カタログ等を参照していただきますようお願い申し上げます。