【お問合せ】
クランプ接地抵抗計FT6380-50は、アース線をクランプして接地抵抗を測定しますが、どのように抵抗値を求めているのでしょうか?
【回答】
FT6380-50のクランプ部分は、電圧を注入するセンサと電流を測定するセンサの2重コアという構造になっています。
測定対象の接地抵抗Rxにクランプし、電圧注入センサから電圧Vを注入します。
一定の電圧と測定された電流から、多重接地ループ全体の抵抗が以下の数式のように計算されます。
Rx+1/(1/R1+1/R2+1/R3+1/R4…)=V/I
※1/R1など:多重接地された一つ一つの接地抵抗
第2項が第1項に比べて十分小さい(接地極は並列接続。接地極がたくさん
あればあるほど第2項は小さくなります)とき、Rxは次式で表されます。
Rx=V/I
なお、FT6380-50で測定できるのは一つの配線を多重に接地する多重接地です。
多重接地は構造体接地・化学工場、通信用接地などで戸建の接地極などの単独接地/独立接地は測定できません。
FT6380-50カタログより抜粋
【修正】2020年4月
※お客様から計測に関するお問い合わせのあった内容で、他の皆様にも参考になる情報を公開しています。
※詳細につきましては取扱説明書、製品カタログ等を参照していただきますようお願い申し上げます。