【お問合せ】
I-VカーブトレーサFT4300でSTC補正機能を利用したいのですが、測定対象モジュールの補正係数「α、β、Rs、K」の値がわかりません。補正係数を入力しないで測定した場合はどうなりますか?
【回答】
補正係数「短絡電流変動値(α)開放電圧変動値(β)直列抵抗値(Rs)曲線補正因子(K)」の値が未入力の場合は、日射測定データは電流値に補正されますが、モジュール温度に対する補正はされません。
正確なSTC補正を行うにはモジュールメーカーのカタログなどを参考にしていただき補正係数を入力してください。
【参考】
STC補正は以下の計算式で補正を行います(JIS C8914より)
I1:電流値(実測値)
V1:電圧値(実測値)
I2:電流値(補正値)
V2:電圧値(補正値)
E1:放射照度値(実測値)
E2:1000 [W/m^2](基準状態の放射照度値)
T1:セル温度(実測値)
T2:25[℃](基準状態のセル温度)
Isc:短絡電流値
I2 = I1+Isc・ (E2/E1 - 1) + α・(T2 - T1)
V2 = V1 + β・(T2 - T1) - Rs・(I2 - I1) - K・I2・(T2 - T1)
α:短絡電流変動値 β:開放電圧変動値 Rs直列抵抗値 K:曲線補正因子
補正係数(α,β,Rs,K)を未入力の場合、これらの係数はゼロとして補正演算をおこないます。
この場合の演算は以下のようにしますので、放射照度による補正のみで、セル温度による補正はおこなわれません。
I2 =I1+ Isc・(E2/E1 - 1)
V2 = V1
※FT4300は2023年12月に廃止となっております。
【修正】2022年10月
※お客様から計測に関するお問い合わせのあった内容で、他の皆様にも参考になる情報を公開しています。
※詳細につきましては取扱説明書、製品カタログ等を参照していただきますようお願い申し上げます。