【お問合せ】
スラリー解析システムでは、どのようなインピーダンスデータが解析できますか?
(電極セルの金メッキ表面とニッケルメッキ表面の使い分け)
【回答】
図1のようなインピーダンスデータを解析することを前提としています。インピーダンスデータのナイキストプロットで確認します。
図1.解析できるインピーダンスデータ
- 緩和過程が含まれている(ナイキストプロット表示したときに、円弧が観測される)
- 電極セルの電極ピンとスラリーの界面は電気二重層容量だけとなっている(ナイキストプロット表示したときに、低周波数側が直線となっている)
次のようなデータの場合、解析エラーとなるおそれがあります。
図2.解析できないインピーダンスデータ1
電極セルの電極ピンとスラリーの界面が電気二重層容量だけでない。(ナイキストプロット表示したときに、低周波数側が直線となっていない)
電極ピンがスラリーと電気化学反応していることが考えられます。金メッキ表面の電極セル(SA9001-01)を使用することにより、改善する可能性があります。あるいわ、スラリー中の導電材料が電極ピンに直接接触していることも考えられます。電極材料の濃度を下げる、または分散処理を進行することにより改善する可能性がります。
図3.解析できないインピーダンスデータ2
スラリーのバルクと界面の周波数特性が近い。(ナイキストプロット表示したときに、円弧と直線の境界が不明確)
スラリーと電極ピンの界面形成が不十分です。この場合、安定した測定ができず、測定値が経時変化するおそれがあります。水系スラリーの場合、金メッキ表面の電極セル(SA9001-01)を使用することにより、充填直後で測定値が安定する可能性があります。
【作成】2025年12月
※お客様から計測に関するお問い合わせのあった内容で、他の皆様にも参考になる情報を公開しています。
※詳細につきましては取扱説明書、製品カタログ等を参照していただきますようお願い申し上げます。