【お問合せ】
スラリー解析システムでは、どのようなインピーダンスデータが解析できますか?
【回答】
図1のようなインピーダンスデータを前提としています。いずれもインピーダンスデータをナイキストプロットすることにより確認できます。
ナイキストプロットはMulti-plotにて簡単に表示できます。
図1.解析できるインピーダンスデータ
- 複数の緩和過程が含まれている(ナイキストプロット表示したときに、複数の円弧が観測される)
- 測定周波数 2 kHz以上のデータは緩和過程となっている(ナイキストプロット表示したときに、2 kHzの特性は円弧を構成する一部分となっている)
- 電極セルの電極ピンとスラリーの界面は電気二重層容量のみとなっている(ナイキストプロット表示したときに、低周波数側が直線となっている)
図2、図3のようなデータの場合、解析エラーとなるおそれがあります。
図2.解析できないインピーダンスデータ1
図3.解析できないインピーダンスデータ2
【作成】2022年5月
※お客様から計測に関するお問い合わせのあった内容で、他の皆様にも参考になる情報を公開しています。
※詳細につきましては取扱説明書、製品カタログ等を参照していただきますようお願い申し上げます。