【お問合せ】
Ior(アイゼロアール)リークハイテスタ3355で測定した絶縁抵抗(MΩ)とメガーの値がかけ離れています。なぜでしょうか?
【回答】
絶縁抵抗計での絶縁抵抗(DC)とIorリークハイテスタ3355での対地絶縁抵抗(AC)とは測定方式が異なります。印加電圧や表示範囲も異なりますので同じ値にはなりません。
【絶縁抵抗】被測定物に対し直流電圧(DC)を印加し、漏洩電流として検出された電流値と印加電圧値から直流絶縁抵抗値(DC MΩ)を求めます。被測定物は停電状態で測定します。
【対地絶縁抵抗】活線状態で被測定ラインから基本波(50/60Hz)成分の漏洩電流と基本波電圧を検出し、有効漏洩電流Ior(絶縁劣化による漏洩電流成分)を求め、対地絶縁抵抗(AC MΩ)を計算します。
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<参考> 経済産業省が発行する「電気設備の技術基準の解釈の解説」内の「第14条【絶縁電路の絶縁性能】」では以下のように書かれています。 また、「令和2年度電気設備技術基準関連規格等調査」において、対地静電容量による電流を除去した値が1mA 以下の場合は、省令第58 条で定める絶縁抵抗値の基準と同等の絶縁性能を有しているものと判断することの妥当性が確認された。これらの値は、低圧電路に1mA程度の漏えい電流があっても人体に対する感電の危険はなく(人体に通じる電流を零から漸次増していくと1mA前後ではじめて感じる。)、この程度の漏れ電流では、仮にこれが1箇所に集中したとしても過去の経験に照らして火災の発生はほとんど考えられないという理由に基づいて定められたものである。 」 出典:経済産業省「電気設備の技術基準の解釈の一部改正について」 |
【修正】2025年8月
※お客様から計測に関するお問い合わせのあった内容で、他の皆様にも参考になる情報を公開しています。
※詳細につきましては取扱説明書、製品カタログ等を参照していただきますようお願い申し上げます。