【お問合せ】
スラリー解析における「抵抗成分」と「緩和過程」とはなんですか?
【回答】
画像1はスラリーをインピーダンス測定しているイメージです。スラリー中に測定電極を挿入し、スラリーに交流電圧を印加します。その時の電流応答より、インピーダンスを測定値として得ています。
このような測定をしているとき、材料の中や材料の間の電子の動きを示したのが画像2です。交流電圧の印加により、電子は1次粒子の中、同じ材料同士の接点、違う材料の接点を行ったり来たりしています。この時に、電子の動きに対して動きにくさを示すのが抵抗成分R、電子の溜まりやすさを示すのが容量成分Cとなります。
そして、RとCを並列に接続したものに電子を流すと、一度Cに留まってからRに流れていきます。CにチャージされたものがRでリークしていくという現象から、これを緩和過程と言います。実際にスラリーをインピーダンス測定すると、この緩和過程に相当するインピーダンス特性が得られることより、スラリー中に浮遊する材料バルクや材料同士の接点に緩和過程が存在すると考えています。
【作成】2022年5月
※お客様から計測に関するお問い合わせのあった内容で、他の皆様にも参考になる情報を公開しています。
※詳細につきましては取扱説明書、製品カタログ等を参照していただきますようお願い申し上げます。