【お問合せ】
直流タイプの耐圧試験器はどのような用途で使われていますか?
【回答】
耐電圧試験は基本的に交流で行います。これは、使用する電源が商用電源(50/60Hzの交流)だからです。
近年、接地端子を持つ電気機器(クラス1機器)などでは、EMC(電磁両立性)対策でノイズフィルタや「Y-CON」を電源ラインに使用しています。ところが、これらで使っているコンデンサは交流で試験すると電流が流れてしまいますので、内部で絶縁劣化による漏れ電流が発生しても見逃してしまう危険性があります。このような理由により、安全規格によっては直流での試験を認めているものもあるため、適宜使い分けて有効な試験を実施することをお勧めします。
なお、これらの規格では、直流試験電圧は規定の交流試験電圧のピーク値に等しい値となっている場合がほとんどです。また、一部の安全規格の中には、直流回路は直流での試験を義務づけたものもあります。例は少ないですが、直流で駆動するものにおいては直流で試験する場合が多いようです。
【修正】2025年9月
※お客様から計測に関するお問い合わせのあった内容で、他の皆様にも参考になる情報を公開しています。
※詳細につきましては取扱説明書、製品カタログ等を参照していただきますようお願い申し上げます。