【お問合せ】
耐圧試験中に試験電圧が、電源電圧の変動よって変化してしまうが良い対策はないでしょうか?
【回答】
一般的に、試験電圧の設定を手動で行うタイプの耐圧試験器は、1 次側の電圧変動に比例して出力電圧も変動してしまいます。(例:3158、3159、3173など)
たとえば、商用電源電圧が 100V 時に 1kV の出力電圧になるようにツマミで調整したとします。ところが、他の動力設備などと同じ系統の電源から耐圧試験器の電源を取っているような場合、この100V が90V に低下することもあります。その場合、出力電圧も 0.9kV まで下がってしまい、正規の電圧で試験をしたことにはなりません。万一の場合、0.9kV では良品と判定された絶縁不良の製品が市場に出てしまう危険性もあります。また、逆に 110V まで電源電圧が上がった場合はどうなるでしょう? この時は、出力電圧が 1.1kV まで上がることにより、万一の場合、被試験物を高電圧により絶縁劣化させてしまう危険性もあります。
このような時、次のような対策により予防することが可能です。
- 耐圧試験器の電源として専用の安定化電源を使用する。
-
電源電圧の変動の影響を受けない安定化出力タイプの耐圧試験器を使用する。
(出力電圧をあらかじめ設定できるタイプの機種を選定する:例 3153、3174) - 電源電圧変動の影響は受けるが出力値を常にチェックするタイプの耐圧試験器を使用する。
AC自動絶縁耐圧試験器 3174
※3158は2022年5月、3159は2022年6月、3173は2019年10月に廃止となっております。
【修正】2025年9月
※お客様から計測に関するお問い合わせのあった内容で、他の皆様にも参考になる情報を公開しています。
※詳細につきましては取扱説明書、製品カタログ等を参照していただきますようお願い申し上げます。