【お問合せ】
梅雨等、湿度が高い季節になると、絶縁耐圧、絶縁抵抗測定がNGになるという話をよく聞きます。その原因にどういった点が挙げられますか?
【回答】
梅雨等、湿度が高い季節になると湿度が上がり、測定対象物の絶縁性能が下がります。さらに測定器側も絶縁性能が下がります。そこで、少しでも影響を受けにくくするため、下記のような対策を試してみてください。
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高圧側(赤側)の配線はできるだけ短くする。
高圧部の配線が長くなると、それだけ漏れが増えます。可能な限り短くしてください。
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高圧の配線は、可能な限り、どこにも触れないようにする。
線材が絶縁物で被覆されていても漏れ電流は存在します。配電盤等の金属部はもちろん、他の絶縁物にもできるだけ触れないようにします。どうしても接触が避けられない場合は、スパイラルチューブを巻く等、可能な限り、接触が少なくなるようにしてください。
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高圧の配線と低圧配線(信号線)は、束ねない。
配線をきれいに引き回したいことから、高圧配線と低圧配線を束ねている配線をよく見ます。漏れ電流の増加だけでなく、ノイズによる誤動作を引き起こす原因になりますので、高圧配線と低圧配線は分離してください。
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線材被覆の吸湿性についても考慮する。
高耐圧の線材が販売されていますが、高耐圧だけでなく、吸湿性の低い絶縁材料を使った線材を使うことも重要です。
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試験場所だけでもエアコンで湿度を管理する。
部屋全体ではなく、試験場所を囲い、局所的にエアコンを使って湿度を管理することも別の観点からの対策と言えます。
【修正】2021年8月
※お客様から計測に関するお問い合わせのあった内容で、他の皆様にも参考になる情報を公開しています。
※詳細につきましては取扱説明書、製品カタログ等を参照していただきますようお願い申し上げます。