【お問合せ】
JIS規格に記載された耐圧試験を実施したいと考えています。耐圧試験器の要求事項などがあれば教えて欲しい。
【回答】
JIS規格を含めた各規格には使用する耐圧試験器の要求事項や耐圧試験の試験方法が記載されています。
詳細はお客様が実施する規格をご確認ください。
<よくある耐圧試験器への要求事項>
- 短絡電流200mA
- 徐々に電圧を昇圧することができる(OV/s) など
<具体的な規格記載例>
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JIS C 8461-1:2012 電線管システム-第1部:通則
11.3.1.2項に記載されています。
24時間±15分間後に、2個の電極の両端に、周波数50〜60 Hzのほぼ正弦波形の電流を電圧1000 Vから2 000 Vまで徐々に増加させて印加する。電圧が2 000 Vに達した後、15分 秒間、その値を維持する。
この試験に用いる高圧変圧器は、出力電圧を該当する試験電圧に調整した後に、出力端子を短絡させたとき、出力電流は200 mA以上となるように設計する。出力電流が100 mA未満のときは、引外し装置が作動してはならない。印加する試験電圧の実効値を±3 %以内で測定できるように注意して行う。
回路に組み込んだ100 mAの引外し装置が15分間の試験中に作動しない場合は、その試料は、十分な絶縁耐力があるとみなす。 -
JIS C 8462-1 家庭用及びこれに類する用途の固定電気設備の電気アクセサリ用のボックス及びエンクロージャ-第1部:一般要求事項
14章に記載されています。
14.3 耐電圧試験は、公称周波数が50 Hz又は60 Hzの正弦波の電圧で、試験電圧は表6に規定する電圧を、14.2に規定する部分に、1分間加える。
試験電圧は、製造業者が公表する定格絶縁電圧に対応する値を、表6から選択する。
クラスIIの保護レベルをもったエンクロージャでは、表6の試験電圧を1.5倍する。
初めに、規定する電圧の半分以下の電圧を加え、次に、急速に最大値まで上げる。
試験中は、フラッシュオーバ及び絶縁破壊が生じてはならない。
試験に用いる高電圧変圧器は、出力電圧を適切な試験電圧に調整した後に出力端子を短絡した場合に、出力電流が200 mA以上であるように設計する。過電流継電器は、出力電流が100 mA未満である場合には作動してはならない。
注記1 印加する試験電圧の実効値が、±3 %で計測できるように調整する。
注記2 電圧降下のないグロー放電は,無視する。
試験中、14.2に規定する金属はくの一つを内部表面に接触するように配置し、もう一つの金属はくを外
側の表面に接触するように配置し、必要がある場合、全ての部分を試験するために移動させる。
AC自動絶縁耐圧試験器3174
【作成】2021年8月
※お客様から計測に関するお問い合わせのあった内容で、他の皆様にも参考になる情報を公開しています。
※詳細につきましては取扱説明書、製品カタログ等を参照していただきますようお願い申し上げます。